無塩バターってなんで高いの
最近、クッキー作るのにハマっている。
お菓子作りは工程が多くて面倒なので基本的にはしないが、クッキーはパパッと作れる手軽さがある。
もともとクッキーが大好きなこともあって、2週続けてクッキーを焼いている。
クッキー作りにはバターが欠かせない。
だいたいのレシピでは無塩バターとの指定がある。
無塩バターなどお菓子作りをしない我が家に買い置きはないため、買いに行くことになるのだが、バター売り場で結局有塩のバターを買っている私がいる。
何しろ同じメーカーのバターでも、必ず無塩の方が高いからだ。
だいたい60〜100円くらいの価格差はあると思う。
そもそもなぜ無塩の方が高くて、有塩が安いのか?
バター作りの工程で塩が必要なわけではないし、出来上がりは通常無塩状態。むしろ有塩の方にあえて塩を添加しているはずなのだ。
もともと有塩のものから手間をかけて塩を取り除いた…なら、無塩が高い意味はわかる。
しかしバターに関してはむしろ逆である。
理由は大きく二つ。
品質保持の差と需要だ。
塩が添加されているか、そうでないかによって大きく変わってくるのは「持ち」だ。
無塩バターは有塩のものより傷むのが早く、品質管理が難しい。
そして無塩バターは有塩のものほど需要が安定しない。
というのは、私が最初に触れている通り無塩バターというものはお菓子作りなどをする人が使うのであって、一般的に普段使用するのは有塩だからだ。
クリスマスや、バレンタインの時期はお菓子作りをする人が一時的に増えて需要が増加する。
今の時期はまさに私のような人が世の中的に増えているわけだ。
バレンタインが終わればまた需要は低下していくのだろう。
需要が不安定なものは当然供給が減らされ、値段が高くなる傾向にある。
有塩バターは時たま安く売られることもあるが、無塩バターはそういうタイミングが少ない。
と思っていたのに、昨日イオンに寄ったら賞味期限切迫で30%OFFの無塩バターが売っていた。
クリスマスという需要が多い時期のために仕入れたものの売れ行きが悪かったのか、理由は定かではないが30%OFF。
プライベートブランドの有塩バターよりも安い!!嬉しくなって2箱買ってしまった。
1回でのクッキーのタネ作りでバター1箱使うのですぐ消費すると思うのだが、食べ過ぎも良くないので自制。
お菓子作りは基本無塩だろうが、今までクッキーを焼くのに無塩を使ったことがあっただろうかと考えるくらい、無塩バターを買った試しがない。
なんなら学生時代はマーガリンで作っていたし、社会人になってようやくバターを買えるようになった。
バターの使用量が多いお菓子だと塩分が影響してくるようだが、クッキーはまず問題がない。
私の母に言わせれば「塩入ってる方が甘じょっぱくて美味しいんじゃない。」とのことだ。
最近は塩クッキーなる塩を入れて作るクッキーも人気だし、そう問題ではあるまい。
無塩バターの方がバターの風味が感じられて良いと言われているので、それは少し楽しみだ。
グラスフェッドバターで作った後に、プライベートブランドのバターで作ったらバターの風味の差を如実に感じる結果になったのだが、今回はどうなるだろうか。
適当レシピ
・バター200g
・小麦粉320g
・砂糖100g
・卵黄1個
・バニラエッセンス適量
バターを電子レンジで溶かしたら全てを一気に混ぜ合わせる。
棒状にしてラップで包んで冷蔵庫へ一旦入れる。
固くなったら包丁で適当な厚みに切ってオーブントースターで大体180度15分加熱。
トースターで簡単に焼けて、何も考えなくていいのでおすすめ。
簡単なのにすごく美味しいので、幸福度は高い。
週末また作ってみよう。今回はアールグレイ入りにしようかな。