教習所選び

こちらの話の続き。

fragranceofears.hateblo.jp

 

免許をとろう!と一念発起した私は、教習所を探すことにした。

だいたい30万円くらいかかると想定していても、少しでも安く済むならそれに越したことはない。

教習所探してわかったのは年齢を重ねるほど高くなるということだ。

 

そもそも学生なら学割が効く。世に出て働いている社会人にはそんな割引はない。

でも実はそれだけではない。

教習所では技能が補修になったり、検定不合格の場合の再検定になったりする。その回数ごとに、追加費用が課されることになる。

そこで追加費用が膨らむことに不安を覚える方向けに、安心パックというものが用意されている教習所もある。

入所時に安心パックを選んでおけば、安心パック料金以上に追加費用を取られることがない。

私が見た教習所では、25歳以下は2万円、26〜35歳までで3万円、36〜45歳まで4万円、46〜55歳まで5万円、50歳以上では安心パックの利用が不可になっていた。

歳を重ねれば重ねるほど能力に衰えが出てくるから、定額制の安心パックは50歳以上では取り扱いがないのだろうか、などと無駄に考えた。

再検定なしでトントン進めば、安心パックで払った費用は無駄に感じるし、3万円あれば買いたいものいっぱい買えるよなと結構真剣に悩んでしまった。

 

ところで日本で一番教習所が安いところは皆さんご存知だろうか。

というかそもそも地域差ってそんなにあるの?と思われがちだが、これが存在する。

合宿免許はチートなので、抜きにして通学免許AT限定の全国平均は287,946円だ。

最も安いところは青森県なのだが、平均252,882円。ちなみに沖縄、香川と続く。

一番高い県はトヨタを擁する自動車大国愛知県で、320,658円。

青森でとるか、愛知でとるかで67,776円もの差があるのだ。

なぜこのような差が生まれているのかはわからないのだが、多少家から離れていても数万単位で変わるなら安い方を選ぶ方がいいのかも?と思い始めた。

 

そして、京都がなんと全国で4番目に免許取得費用が安い県であることがわかった。

地元の滋賀県は平均288,662円で、全国平均より少し高いくらいなのだが、少し京都に行くだけで平均263,310円となる。

滋賀から大阪へ通勤している身からすれば、京都などちょちょいのちょいで着く。

京都在住の友人にどこで免許とった?と聞いてみたところ教えてくれた教習所が264,000円。

なおかつ私の心配していた補講や再検定料などの追加料金が一切かからない仕組みだったのだ。

 

ちなみに滋賀県には月の輪自動車教習所という有名な教習所がある。

なぜ有名なのかというと、YouTubeTikTokなどを活用して教習所あるあるや運転テクニックに関する投稿などをしたことで、入所希望者が増加したからだ。

コロナ禍でありながら2021年の売上は過去最高に上ったという。

SNSを始める前から県内一の卒業生を誇っていて、実際滋賀県出身の友人は大抵が月の輪自動車教習所だ。

「教習所通おうと思っててー」というと、だいたいみんな口を揃えて「月の輪?」と聞いてきた。

 

私も当然検討してはいたのだが、教習費用が315,250円と京都の教習所とは5万円も違った。

しかも補講も再検定も1回ごとに5500円の追加だ。

こうなっては京都が圧倒的に良い。

ということで私は越境することに決めた。

 

滋賀県の知人からは、路上教習京都って大丈夫なの?とかなり心配された。絶対滋賀でとる方が楽だよとアドバイスもいただいた。

滋賀県民は異常なほど京都の道を恐れているのだ。

ひとたび滋賀ナンバーで京都を走ろうものなら「ゲジゲジ」と揶揄される。

京都は一方通行が多くて狭い道も多いが、五条通のような交通量の多い8車線道路も存在する。

滋賀県民にとって京都はややこしくてよくわからない魔境なのだ。

そんな周りの心配をよそに、逆に京都で慣れれば滋賀は余裕でしょ!と意気込んで、今年の6月、私は京都の教習所に入社したのであった。

 

Romantic Kyoto

Romantic Kyoto

  • WITHDOM
  • R&B/ソウル
  • ¥255

いっとき四条河原町でよく路上ライブをしていたグループの名曲。